痛みをコントロールする
臼蓋形成不全について、いろいろ調べ出した。
annee.hatenadiary.com
本を取り寄せ、インターネットでサーチをかけて模索している。
こうやって情報を得ることができると、今度は同じように悩んでいる人が多いことに驚かされる。自分が知らなかっただけで、苦労をしているひとはこんなにたくさんいるのだ。
椎間板ヘルニアで苦しんでいた10代、20代、こんな風に情報を得ることができたら、あれほどまでに絶望しなくてすんだかもしれない。
(・・・まあ。どうかな。時間を経て、いろいろな意味で諦めることも覚えた今だから、そう思えるだけかな?)
療法医学に深く携わり、患者の悩みに応えようと親身になって発信しているサイトもあり、励みになる。そんなサイトをいくつか見ているうちに、あっ、と心に留まったことがある。
人間の体には痛みを感じるシステムがあり、そのシステムと上手く付き合っていくことが必要、という説。
例えば同じ痛みでも、「また始まった」と思えば痛みが強く感じられ、「前よりずいぶん良いね」と思えば痛みは軽く感じられる、ということ。
以前懇意にしていた鍼灸の先生から、『痛みを我慢していると、痛みの回路ができてしまうんです。薬でも湿布でも使って痛みの回路を絶った方が、体の中に変な回路をつくらなくてすみます』と、痛み止め使用を勧められたことがあった。
それまでは、ちょっとした痛みくらいだったら我慢していればいいや、と思っていた。
だが、実際に薬を使うことで体の痛みに対する緊張が解け、気持ちも前向きになりやすいということが、そのとき実感できた。
「痛くなるかも、怖い怖い」と思っていると、体が痛みのシグナルを探し出してくる。
「痛くならないよ。薬も飲んだし大丈夫」と思っていた方が、体ものびのびできるらしい。
先日の病院の告知から、自分の中で「痛くなるかも」という気持ちに傾いていたような気がする。それに気がついた事が今日の収穫。
「良いね、痛みが減ってきたよ」と思いながら、今後の体との付き合いかたを考えよう。
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