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Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

考え方のコツ 松浦弥太郎(その2)

松浦弥太郎さんの『考え方のコツ』(2014年 朝日文庫)を読んでいる。覚書 その2は、「お願いごとの心得」。
annee.hatenadiary.com

お願いごとの心得

良きコミュニケーションをとるには、お願いごとの作法も心得ておかなければなりません。とても難しいけれど大切なことです。


お願いごとの作法その一は、相手が今どういう状況で、どんなことを考えているのか、ありったけの想像力を働かせてタイミングを計ること。


お願いごとの作法その二は、「ギフト」を忘れないこと。(中略)「このお願いごとを引き受けたら、かわりに何が得られるのか」ということを相手に分かりやすく伝える。(中略)相手にとってのメリット(得)をはっきりさせることです。


お願いごとの作法その三は、入念な準備。お願いごとのすべてはここに尽きると言っても過言ではありません。(中略)人間は気持ちの生き物です。相手が「自分を必要としてくれる」「自分の価値を理解してくれている」と感じて、嬉しくないはずがあいません。感動で人は動くと僕は思っています。だからこそ、お願いごとをするには「あなたが必要です」をきちんと伝わるように、徹底的に相手を知っておかなければなりません。「あなたの価値は、こことここにある」と、本人すら知らなかったいいところを見つけ、正しく評価し、伸ばせるほどに理解しておかなければなりません。


三つの作法を知ったうえで一番大切なことは、相手が断りやすいようにしておくことです。どんなにこちらがベストを尽くしたところで、仕方がなく断らざるを得ないことは誰にでもあります。そして断るとうのは、誰にとってもストレスです。こちらがしたお願いごとで、相手にストレスを与えるなどもってのほか。できるだけ回避してあげるのは大切な事です。


三つの作法を守りながら、断りやすい隙と、相手の逃げ道を用意しておく。こう考えると、お願いごととは気安くできないものだと分かるでしょう。

この著者は戦略的な思考の持ち主で、いろいろな著書の中でもしばしば、はっとさせられるのだが、この「お願いごとの作法」は非常に腑に落ちた。最後の「逃げ道」についても納得で、このような配慮をさりげなくされているところが、また次へとつながるコミュニケ―ションになっているのだと思う。

さて、真剣なお願いごと、あるかな? 実践してみなくては。

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