Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   2.準備編

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2015年11月、モンブランへのアタックが決まる。

登頂ルートは3通りあるそうだが、最も広く登られているフランス・シャモニー側からのアタックで決め打ち。NHK『グレートサミッツ』で使用されたのも、2014年に先輩方が登頂したのもこのルートだ。
天候の安定や、ある程度の入山者が落ちついたタイミングを見計らい、日程は翌2016年の7月末から8月頭と決める。
annee.hatenadiary.com

- 2015年12月
モンブラン登頂の前に、イタリア・ドロミテでハイキング・クライミングを楽しむ旅行プランが追加される(モンブラン登頂とは別のベテランがリーダーが担当)。
遠征メンバーは最大時で10名程を見込み。

- 2016年1月中旬
ヨーロッパ遠征メンバーが決定。
モンブラン登頂はこの内の、ベテラン2名、中堅2名、計4名のパーティとなる。

- 1月末
往復フライトとイタリア・フランスでの宿泊予約をスタート。
細かい旅程は2名のリーダーが決定してくれた。

  • 入国

成田からイタリア・ミラノに入る。
ベネツィア観光後、ドロミテに1週間ほど滞在し、日帰りでハイキングやクライミング(ヴィア・フェラータ)に挑戦。
イタリア3都市での滞在はホテル(朝食付き)を利用。

  • 移動

イタリアから鉄道を利用し、スイス経由でフランスへ移動する。
拠点となるフランス・シャモニーではアパルトメントを利用して共同自炊。

  • 帰国

フランスからバスでスイスに入国。
スイス・ジュネーブ空港からイタリア・ローマを経由して成田へ。

通して19日の旅程である。

2名のリーダーは、それぞれ、フランス、イタリアでの現地経験があり、おかげでスムースに、しかもお得に予約が取れてたいへん助かった。長期滞在にはアパルトマン形式がリーズナブルなのだが、ドロミテもシャモニーも世界的に有名なリゾート地であり、良い物件はあっと言う間に押さえられてしまうそうだ。ドロミテでは適当なアパルトメントが無くホテル滞在となったが、それでも早くに動いていただいたおかげで、利便性が良く十分満足のいくホテルを利用できた。

- 2‐3月
現地でのバス便、鉄道便の予約を進めていただく。
また、モンブラン アタックのためのトレーニング山行概要も徐々に固まる。

- 4月中旬
ヨーロッパ アルプス、フランス側の夏季山小屋予約がスタートする。
その年の6月から9月のオンライン予約が全世界一斉にスタートするのだが、完全予約性のため、ここでの予約取得が非常に重要となる。

同じ人が連続した予約をすることができないシステムのため(ガイドは除く)、メンバーで手分けをし、グーテ小屋(予備含め2泊)、テートルース小屋(1泊)を予約する。
この年は現地時間で4月12日の8時半、日本時間で同日15時半に予約開始。
毎年微妙に予約開始日が異なるらしいので、少し前からサイトをチェックしておくのがおススメ。
www.ffcam.fr

一部オンラインの表示が正しく行われず一瞬ひやっとしたが、無事に予約をゲットできてほっとする。
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- 6月下旬
遠征メンバー全員でスケジュールと装備確認の打ち合わせ。
今回のイタリア・ドロミテでは、”ヴィア・フェラータ”というクライミング的な要素が入るため、ハーネスにスリング、カラビナを繋いだ”ヴィア・フェラータ”セットや、ヘルメットの用意が必須となる。その装備確認と、セットを使用しての訓練山行を入れることが決定。

海外旅行保険に加入。海外でアイゼン、ピッケルを使用し救助者費用なども含む山岳保険で、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社を使用。

- 7月上旬
”ヴィア・フェラータ”セットを使用した訓練山行を実施。
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同時に、装備や装備の追加購入を検討したり、アイゼンを研いだり、パッキングの確認を行ったり。

準備期間中の8ヶ月余りは、常にモンブラン(及び、ドロミテでのクライミング)が頭を離れない日々だった。

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