Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   4.トレーニング編(その2)

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とうとう憧れのモンブランに挑戦できる!、とわくわくしていたのも束の間、自分は安易に考えすぎていたかもしれないと凹む日々。
annee.hatenadiary.com

しかし、リーダーとのメールのやりとり、2年前に登頂した先輩からの励ましがあり、決行までの半年少々の間に、経験値を積むことだけに集中するよう気持ちを切り替える。
懸念を示していた件の先輩からも訓練の協力をいただけることになった。よかった・・!
なのに、また別の問題が。

2016年は記録的に雪の少ないシーズンで、特に関東からアプローチしやすい山は、どこも例年の積雪量をはるかに下回り、雪の少ない状況下での訓練を余儀なくされた。

さらに、4月から臼蓋形成不全による股関節痛の問題が発生した上に、長年の付き合いである腰痛もシリアスな状態になり、登山復帰まで1ヶ月少々を要する羽目に陥ってしまった。
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結局、シーズン中に行けた雪山は下記の通り。

1月 八ヶ岳日光白根山白毛
2月 八ヶ岳、足拍子岳
3月 赤岳、唐松岳 
4月 宝永山、谷川岳富士山杓子岳
5月 奥穂高岳

(高所雪山トレーニングの要としていた、富士山、杓子岳、奥穂高岳は、腰痛のため見送り)

当初の意気込みから見るとなんともオソマツな結果だが、とにかく動けないので、どうすることもできない。そうこうするうちに、雪はみるみる溶けていく。さらば雪山シーズン・・。

ようやく腰痛が治ってきた5月中旬、ホームベースである高尾山から無雪期登山を再開。その後は徐々に距離と荷物を増やし、週に1回は登山を行う。クライミングの練習も復活させ、遠征前の3週は連続して長めの山行(7-10時間)を入れ、体力増強を図った。負担が過度になると股関節痛が出る可能性があり無理はできなかったが、正直なところ、「高所」「雪山」の訓練が十分に出来ていないことは最後まで心にひっかかっていた。

悩みに悩み、自分の気持ちを固める。

モンブラン登頂のためのルート、コースタイムを読み込むこと
・徹底的に超軽量化を図ること
・渡欧後は、アタック日にベストの体調に持って行けるようコントロールすること

自分にできるのはそこまでだ。
それでももし股関節痛が出たり、行動時間が掛かって他のメンバーに迷惑をかけてしまったりしそうな場合は、自分はグーテ小屋に留まって山頂アタックは見送ろう。

7月に入り、そんな覚悟もつくと、気持ちはずいぶん軽くなった。

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