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Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   9.さらばモンブラン

下山日は小屋の朝食(登頂者に合わせて2時、もしくは7時から)をキャンセルし、ぐっすり眠る。
今日は下るだけ。とは言え、危険地帯ク―ロワールの落石を少しでも避けるため、道が半ば凍っている状態での移動を目指す。

6時半、小屋を出ると風が強い。慌てて目出し帽とゴーグル、オーバーグローブに装備を変更する。
山頂方面を見るとガスが濃く、今日の登頂者は苦難を強いられそうだ。昨日のおだやかな天気はほんとうにラッキーだった。
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グーテ小屋から避難小屋までの短い稜線はナイフリッジのため、アイゼンを装着。
昨日のお天気で雪はだいぶ溶けている。避難小屋でアイゼンをはずす。一部岩が凍り付いているが、ワイヤを頼りながら慎重におりる。
天候が下り坂のうえ、この時間に登って来るひとは少ないため、すれ違いがなく下山はスムースだ。
振り返るとグーテ小屋が断崖から飛び出すように建っているのが見える。よくもあんなところに作ったものだ。そして、2日間お世話になったことを感謝する。
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懸念のク―ロワールも岩がまだ凍り付いているため、初日に較べると落石が少ない。
凍った道を滑り落ちないようにトラバースすると、あとはテートルース小屋分岐までの雪面を気をつけて歩き、安全地帯に到着。
ここまでくればもう安心。ヘルメットや目出し帽、オーバーグローブの装備を解く。
「まるで天国と地獄だな」とメンバーが言うように、ここからの道はごく普通の岩場になり、アイベックスが草を食み、高山植物が咲き・・。
さっきまでの風も嘘のようにおだやかだ。

「こちら側」は晴れやかな夏空で、家族連れのハイカーがTシャツ、短パンの軽装でどんどん登って来る。
モンブラン登頂が終わったんだ、と改めて感じる。
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11時過ぎにニデーグル駅に到着。
ちょうどトラムが到着したところで、たくさんのハイカーとクライマーが降り立ってくる。
君たちはこれから行くんだね。がんばって。

自分達のチャレンジは終わった。
また来ることがあるだろうか。もう二度とないだろうか。
分からないけれど、今しばらくは、お別れだ。さらば、モンブラン
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