山梨百名山 七面山&八紘嶺縦走 1日目は宿坊でお勤め(その1)
11月12日-13日の土日で、山梨百名山である七面山(しちめんざん)と八紘嶺(はっこうれい)を縦走してきた。
南アルプスに位置する七面山は、日蓮聖人が拓いた身延山と共に、法華経信仰の聖地でもある霊山だ。身延線下部温泉駅からタクシーで表参道入り口へ。階段状になった杉の並木道には、南無妙法蓮華経を唱えながら登る信者さんたちのグループも見える。
今日は約3時間少々を登れば、初めての宿坊泊まり。
精進料理を食べて、夕のお勤めをして(と言っても何をするのか分かっていないのだが)、何畳もある大きな布団で寝るんだー、と内心うきうき気分。でもさすがに信仰のお山なので、失礼の無いよう心がける。
表参道にはところどころに「坊」が設けてあり、肝心坊、中適坊、晴雲坊と、それぞれで休憩する。「坊」とは僧侶の住居や大寺院に付属する小院を意味するそうだが、ここでは茶屋的な建物。お店は閉まっていたが、自由に入って休んで良いらしい。
高度を上げると周りの山々を見渡せるようになってくる。だが、すぐ近くに見えるはずの富士山は、雲の中なのか見当たらない。残念だねー、どこかで見えないかな、と話ながらら七面山敬慎院までの最後の坂を登りきり、立派な建物、随身門に辿り着く。
(右大臣・左大臣の御神像を安置した二間半の大きな建物、随身門)
そして振り返ると、ちょうど雲から出てきた富士山が真正面に!
す ば ら し い ・ ・ !
陽のあるうちに散策しようと急いで宿泊手続きを済ませ、一の池、奥の院の影響石(ようごうせき)を見に足をのばす。
(随身門をくぐると階段の下に茅葺屋根の七面山敬慎院の本社が)
(なんとも不思議な緑色をした一の池は本社のすぐそばにある)
(奥の院のそばには影響石(ようごうせき)が祀られる。お題目を唱えながら七周する)
そして最後はまた随身門に戻って富士山
見どころたくさん、富士山最高、で、すっかりお腹いっぱいになってしまった・・。
宿坊体験は(その2)に続きます。