山梨百名山 七面山&八紘嶺縦走 2日目、最後は南アルプスの白い展望と紅葉絵巻
11月12日-13日で、山梨百名山の七面山と八紘嶺を縦走してきた。
1日目は表参道を登り、七面山敬慎院で宿坊を体験。2日目、富士山の御来光を堪能していよいよ山梨百名山へ。
敬慎院の裏手から、カラマツの落ち葉でふかふかの道をゆっくり辿る。途中、大崩れ(ナナイタガレ)という大きなガレ場を横に覗きながら、山頂まで約40分。
山梨百名山、一座ゲット!
七面山(1989m)の山頂は展望がなく、ここから25分ほどの喜望峰がビューポイントになる。敬慎院の宿泊客は七面山山頂か喜望峰まで歩いて、引き返す人が多いようだ。
次の希望峰からは北岳-間ノ岳、塩見、荒川三山、赤石、聖、光、といった南アルプスの山々が白く頭を覗かせていて、気分が揚がる!
あの稜線を歩いた夏の記憶が蘇える。もっと高い所からなら、ずらっと見渡せるだろうに・・。ああ、見てみたいな、鳳凰三山あたりからだと良いのかもなぁ。
喜望峰からは一旦大きく下り、登り返す。枯葉の樹林帯は展望が効かないが、徐々に高度を上げると木立の間から左に富士山、右に赤石、聖が徐々に近くなり、最後だけちょっと急登を凌ぐと八紘嶺だ。本日2座目の山梨百名山をゲット。
山頂で休憩を取り、静岡側の梅ヶ島温泉までは約2時間の下り。途中、細いトラバースが何度か出て来て神経を使う(ロープのついている場所もあり)。
悪場を過ぎると、紅葉絵巻の世界・・・
最後にこんな紅葉が見られるとは思ってもいなかったので、疲れが吹き飛ぶ思いだった。
日本の秋は素晴らしい!
最後の下りは堪えたが、足かけ7時間で梅ヶ島温泉に到着。硫黄泉の源泉掛け流し温泉と名物・静岡おでんを楽しんで帰京した。
annee.hatenadiary.com
宿坊体験、絶好の富士山ビューポイント、紅葉、温泉、地元グルメと、盛りだくさんだった2日間。自分たちは縦走したが、敬慎院に泊まって1泊2日で七面山、梅ヶ島温泉から日帰りで八紘嶺、という歩き方でも十分に楽しめるお山だ。
お彼岸の時期は敬慎院の随身門からダイヤモンド富士が見られるそう。信者さんと観光客で激混みだそうだが、チャンスがあったら再訪してみたい。
梅ヶ島温泉周辺の紅葉は今週・来週あたりが盛りかも。静岡駅からバスで1時間40分。お近くの人はぜひ!
www.umegashima.net