100歳を祝う
学生時代の友人と3か月振りに会う。誕生日の近いふたり、合わせて100歳記念のランチである。
(広尾 Jasmine。料理とサービスの行き届いた鉄板のお店)
若いころに仲の良かったメンバーも、仕事、生活スタイルが分かれてくると、同じように付き合うのは難しい時期がある。
家庭を持ち、仕事をしながら子育てしマイホームも手に入れて、という友人と、おひとりさまでセミリタイヤな自分。
共通点が減り、スケジュールも合わず、会うのは数年に1回程度になっていたが、縁をきりたくないなと思うひとりだった。久しぶりにメールをもらって逢ったのが3か月ほど前。家族の危機に悩んでいた。
元気?、こっちは少し落ち着いたよ、と笑ってくれたが、状況は楽ではなさそうだ。
子どもの環境を守るためにマイホームとは別にマンションを借り、学校とリハビリ施設の送り迎えを続ける毎日。家族全員が揃うのは週末だけ、看護休暇をもらっている職場のことも気にかかる。もうひとり受験生も抱えているのに、十分にケアできていないようで可哀そうだ・・
それでも笑って、『ふたりで100歳かぁ、すごいね。ガタもくるはずだ』と言ってくれる友人に敬服する。
まけるなよ!