今日もていねいに。 松浦弥太郎
松浦弥太郎の著書「今日もていねいに。」(2012年 PHP文庫)を読み返している。
願うという魔法
だから僕は、願います。
「絶対に、これをつくりあげたい」
深く、強く、心に刻み込むように願うのです。
神様に願うというよりも、自分の心の中に、未知のエネルギーを生じさせるという感じに近い気がします。
願うというのは、とてつもないパワーを生み出します。
強い願いとバランスの良い実行力さえあれば、かなわないことなんてないとすら思います。
その意味で、願うとは魔法だと信じているのです。
”ひきよせの力”という考え方が一時期もてはやされたことがあり、
自分自身も、言霊や、イメージすることによるパワーを信じるようになってきた。
ただ、この作者が他と一線を画しているのは、願うという魔法を、謙虚に、潔癖に、大事なことだけにとっておくもの、としているところだ。
シンプルに、余計なものを削ぎ落として生きようとしている人ならではのメッセージ。
『願って行動すれば、すべては自分の思い通りになる』
それに値するほどの高潔な精神をもって、強く願っていることに挑みたい。