色褪せない物語 「星野道夫の旅」 没後20年特別写真展
写真家 星野道夫さんの特別展を観てきた。
アラスカでヒグマに襲われて急逝したのが1996年夏。
あれからもう20年も経ったのか・・
カメラやフィルムの技術はその当時からまた進化を遂げているのだと思うけれど、彼の写真から伝わる「物語」と「共感性」は色褪せることがない。
星野道夫、という人を知るようになった直後に、その悲報を聞いたのだった。
当時、自分の中では”おじさん”と分類していた年齢だったのに(享年43歳)、今では彼を追い越してしまった。
久しぶりに見るフィルムの中の彼は、夢を追い続ける青年のように若々しく、ロマンチストに映る。
でももちろん、ターゲットを追って数週間をアラスカの原野でキャンプし、その土地のひとと同じように生活し食事を摂る(生肉でもなんでも)、とても強靭なひとでもあったのだ。
パネル解説をゆっくり読みながら、彼がまず、自然に携わって生きていきたいと思い、そこから写真家という職業を選んだ、という件が心に残った。
自分が若かった時には分からなかったことが、年齢と共に、また違った角度から光を得て見えてくる。
モンブラン報告を終わらせようとシャカリキになっていて、写真展の報告が遅くなってしまった(汗)
間に合う人には、ぜひぜひ観て欲しい写真展。
おススメです!
◆2016年8月24日~9月5日 東京・松屋銀座
◆2016年9月15日~9月26日 大阪高島屋
◆2016年9月28日~10月10日 京都高島屋
◆2016年10月19日~10月30日 横浜高島屋 (2016年7月20日現在 情報)
www.asahi.com
「ほぼニチ」でも紹介されていました↓
ほぼ日刊イトイ新聞 - ただいま製作中
大きくパネルに引き伸ばされた写真は厳選された「1枚」だけれど、その前後には驚くほどたくさんの物語が存在する。
そんな”前後”を観ることができたのも、今回の収穫、そして特典だ。
アラスカ、行ってみたい気持ちが再燃中。
カリブーの大移動を見てみたい。
そして、オーロラの輝きを見上げてみたい!
次の目標にしようかな・・
※追記:東京会場の展示期間終了のため、タイトルを変更しました。