無料で学ぶチャンスって結構ある 「成城 学びの森」オープン・カレッジ
セミリタイヤして気がついたのだが、世の中、「無料」で出来ることが結構ある。各種大学で”一般講座”、”オープン カレッジ”と名打っているようなものは大抵無料で、都民・市民に広く開放している。先週は、成城大学で行われた「能の謡と囃子について(対談)」を聴講してきた。
折しも銀杏並木の鮮やかさMAXな土曜日。
講演は、能楽師の梅若 長左衛門さん、そして能楽師 一噌流笛方の一噌 隆之さん。
梅若 長左衛門さんのざっくばらんな語り口は面白く、一噌 隆之さんの、命を吹き込むような笛の演奏には会場が皆、しん、として見守った。
おもしろいと思ったのは、
・西洋音楽には、ドレミ、のように音のピッチ(刻み)を等分して定めた音階があるが、日本の能楽には、音階はあっても均一化されたピッチではない
・能の主役である「シテ」の音域に合わせ、笛方は舞台直前であっても笛の音を調整する
と言ったところ。
日本の伝統的な文化や芸能に触れて発信することで、次世代へ繋ぐ一助になれば、、と思う。
(無料講座狙いで恐縮ですが・・)