教わったことを、次に繋げる
山のサークルの総会に出席した。
いろいろな内容があったけれど、最も記憶に残っているのはベテランの先輩陣のことば。
「ネットが充実した今、それで十分繋がっていけると思う一方で、ひとと直接会い、ひとに直に伝える、それが大事だと感じています」
「訓練や講習を決して軽んじるんじゃない。もう訓練を受けなくていいという人は、じゃあ、自分が講師をやれるのか?」
「先輩から教わったことを受け継ぎ、下に伝えてこその山岳会だ。そうでなければ同好会だ」
モヤモヤしていた気持ちが吹き飛ぶようなメッセージだった。
営利目的でないボランティアの集団で、こんな風に臆さず発言するメンバーがいてくれることに改めて感謝。そして、自分がもらってきた沢山のことを、次の世代に返したいという強い気持ちが蘇ってきた。
目指していることは間違っていない、と後押しをもらった一夜だった。