初雪洞堀り
上越 足拍子岳で、雪洞堀りの訓練。
雪庇のある斜面を利用して横穴を掘り、3人一組で一泊してみるという計画だ。
下見をしてくれたリーダーからワカンを持参するようにとの連絡があり、
久しぶりにたっぷりの雪が期待できそう。
急坂のバリエーション ルートを2時間半ほど登り、雪庇に適した場所をプループで探す。
3mくらいの積雪が欲しいところだが、なかなか良い場所がない。
辛うじて2mくらいの場所を見つけ、交代にスコップで掘り出す。
お天気でぽかぽかした陽気。
ブロック状に雪を掘り出すのは結構楽しい。
が、『こんなに簡単に掘れるのは柔らかすぎ。天井が下がって来るよ』とのこと。
始めは、これなら5人泊まれるかな、と思っていたが、
掘りすすめるうちに土が混じり、天井が薄く透けるようになってしまった。
急いで他の場所も探し、とにかく一晩凌げる場所を確保することに。
大きな蛸壺を掘る人もいたが、私は雪面に横長の棚を作ってみる。
ツェルトで蓋をすれば、これで何とか凌げるか・・・?
3時、雪が柔らかすぎて泊まるには危険という判断で、下山決定。
がっかりする気持ちと、ほっとする気持ちの半々。
それにしても、経験者と山に来るのは、やはり勉強になる。
引き出しが多ければそれだけリスク マネジメントにもなるのだから、
訓練にも積極的に参加して吸収しなくては。
そして、登山の基本はやっぱり歩き方。
負荷がかかる場所になればなるほど、上手い・下手がすぐに出てしまう。
体力が必須なのは言うまでもない。