無事終了 カナディアン・ロッキーの山旅
この夏のメイン イベント、カナダ旅行の今日は最終日。レンタカーを返して、チェックインも終わり、ほっと一息。
いろいろハプニングもあったけど、楽しい旅だった。
フェアビューマウンテンからの景色ももう遠い記憶だ、、
初めてのカナダ、アメリカに近い感じかと思っていたけれど、もう少し素朴で、人が優しいなあと思うことが多かった。多国籍国家だからこその寛容さ、壮大な自然に囲まれてのおおらかさとプライドだろうか。
日本の山のぼらーも、それ以外の人にも、息をのむ景色がきっと楽しめると思う。
また追ってご紹介したいです。
利尻・礼文を巡る島旅4日間
礼文島のレブンアツモリソウはちょうど終わってしまい、情報収集の甘さを反省。
しかし、北限のお山と花、海の幸も楽しめ、最高に楽しい4日間だった。
1日目 稚内から利尻島へ
羽田から稚内へ。
6月中旬から9月中旬に運行している周遊バス、「宗谷岬と北海道遺産を巡る宗谷岬空港線バス」が空港からフェリーターミナルまで、宗谷丘陵、宗谷岬、北防波堤ドームと巡ってくれて2000円と秀悦。
宗谷岬では1時間ほど滞在時間もあり、平和の鐘を撞き、海の幸と岬の風景を楽しむ。
最終のフェリーで利尻島へ。
この日はゲストハウス、ぐりーんひるinnさんを利用して、素泊まり3800円。
キッチンと食堂は自由に使って良く、外国のお客さんも多いようだった。
2日目 利尻山登頂
最北の百名山、利尻山に登頂。
あいにく霧と雲で視界はなかったが、山頂はお花がいっぱい。
標高差1500mを一日でピストンするし、歩きにくいザレ場が続いて消耗するとも聞いていたが、丁寧に補修されていて、思ったより楽に登ることができた。
整備してくださった皆さん、ありがとうございます。
下山時には小雨が降りはじめ、風に吹かれて凍えそうになる。
『下りたら絶対食べる!』と決めていたウニ・イクラ丼を求めてフェリーターミナル前の「さとう食堂」へ。
なんと4500円!(涙)
でも、とてもおいしゅうございました。
この日はフェリーターミナル近くのうみねこゲストハウスさんに投入。
素泊まり3800円。近くて便利、お風呂が大きくて気持ち良かった。
3日目 礼文島で礼文岳登頂。スコトン岬へ
朝一のフェリーでお隣の礼文島へ。
せっかく来たのですから、山のぼら―としては礼文岳のピークも踏んでおかなくてはです。
昨日とうってかわって晴天なり。海を見下ろしながら山を登るのもまた楽し。
花は少ないけれど、山頂から島の岬がさあっと見渡せるのもGood。
お次は「岬めぐりコース」の一部とスコトン岬。
花、花、花。海岸線と花、という気持ちのよいロケーション。
そして島の北限、スコトン岬。
いいねぇ。
思わず「岬めぐり」の歌をくちずさんでしまう。
この日はスコトン岬にあるFeild Inn星観荘さんにお邪魔する。
昔のYHの流れを継ぎ、”ひとと積極的に関わっていきたい”というオーナーさんの経営する、食事自慢の宿。
お世話になりました。
4日目 桃岩展望台コースでお花三昧
最終日は島の南部にある「桃岩展望台コース」を散策。
花x海xかもめ、という素晴しい組み合わせ!
もっともっと時間をかけて、あちこち歩いてみたかったなぁ。
礼文島では「30年通っています」「滞在6日目です」「今シーズン、あと2回訪れる予定です」というツワモノが多かったが、でも、これは確かに長期滞在したくなる。
普通だったら苦労して山に登ってようやく見ることができる高山植物を、ここでは標高500m未満の場所、しかもスニーカーと軽装で楽しむことができるのだから。
島旅のしめくくりは、香深フェリーターミナル近くの「千鳥」で新鮮なホッケのちゃんちゃん焼き定食、1400円也。
ほろっとした身が舌にとろけ、絶品だった。
昨年からずっと計画していた利尻礼文。
お天気はイマイチなところもあったけれど、ハイシーズン前のやや落ち着いた島旅を楽しむことができた。
ああ、また行きたいな。
次に来るときは、利尻と礼文で2週間くらいはかけたいもの。
さて、さて、本日からまた遠征スタート。
お山の報告をもっと丁寧にしたいのだけれど、いささか追われ気味です。
またレポートします!
皇海山から庚申山へ 奇岩巡りとコウシンソウ
6月半ばの週末、上州の100名山 皇海山へ。
アクセスが難しい山で、今回は沼田近くのペンション、オウレットさんに前泊し、群馬側の皇海橋からアプローチ。
宿の車でダートの林道を1時間以上かけて送迎してもらう。ありがたいサービスだ。
皇海山までは沢の急登をゆっくり登る。
山頂は視界があまりなく、かろうじて日光白根山が見えた。
さて、今回の胆はここから。皇海山から鋸山を経て、破線ルート(昭文社地図のバリエーション扱い)で庚申山へ向かう。
鋸山までは実線ルートだが、いきなり山容が変わり、岩場歩きとなり緊張する。
この後も、梯子、鎖、長い岩場の下りが続き、久しぶりに緊張でアドレナリンが噴き出す感覚を思い出した。
危険マーク箇所を過ぎると、シャクナゲ、コウシンコザクラ、シロヤシオが迎えてくれる。
これまた地味な庚申山 山頂。
そしてお目当てのコウシンソウ!
庚申山の固有種であるこの食虫植物は、水気の多い岩壁を好むそうで、6月中旬から7月上旬に見ることができる。
山の先輩にこの花を見ることができる場所を教えてもらい、じっくり探してみつけることができた。
この日は庚申山の中腹にある有料無人小屋、庚申山荘に宿泊。素泊まり¥2050。
布団はお借りすることができ、水は潤沢、トイレはバイオできれいと、山ノボラーならばきっと嬉しくなる山小屋だ。
翌日は庚申山の奇岩を歩く「お山めぐり」
奇岩に梯子、切れた痩せ尾根など、スリリングな山歩きを楽しんだ。
銀山平に下山して、タクシーでわたらせ渓谷鐡道 通洞駅へ。
水沼駅構内にあるレトロな温泉センターで汗を流す。
梅雨の合い間に100名山、奇岩と稀少な花を巡って歩いた2日間。
リーダー、今回も面白い企画、ありがとう!
ミヤマキリシマ三昧 九州の3座を3日間で巡る山旅
6月3日から5日にかけて、南九州のお山巡りを楽しんだ。
1日目 100名山の韓国岳と大浪池
朝、羽田から鹿児島へ。富士山がきれいに見えている。
霧島連山は火山警告レベルが高く、残念ながら硫黄岳には登れないが、大浪池を半周して韓国岳、そこからえびの高原へ降りるルートを取る。
空港からタクシーで大浪池登山口へ。
きれいなツツジが咲いているなぁ、と思ったら、実はそれが目指すミヤマキリシマだった。
大浪池をぐるっと縁取る花を楽しみながら韓国岳へ。
段差のある木道を我慢の子で登った。
大きな爆裂火口。
えびの高原登山口まで宿の車に迎えて来てもらい、国民宿舎 新燃荘へ。
歴史ある建物で、やわらかいお湯が最高に気持ちいい。
食事が美味しく、ちょっとひねりもあって楽しめた。おススメです!
2日目 ミヤマキリシマでピンクに染まる霧島峰
宿からタクシーで高千穂河原登山口へ。
白いコガクウツギが迎えてくれる。
ザレザレの道を登っていくと、山全体がうっすらとピンク。
満開のミヤマキリシマだ!
ピンクに染まったお鉢をぐるっと歩き、最後は逆鉾のある最高点へ。
振り返る道もミヤマキリシマの花、また花!
下山後はタクシーで霧島神社に寄り道してから、JR霧島神宮駅へ。
駅前の「くりや旅館」は素泊まり¥3500。
併設された食堂で新鮮な海の幸を楽しめる、使い勝手の良いお宿だった。
3日目 100名山の開聞岳から南シナ海を臨む
最終日も宿からタクシー駆使で開聞岳2合目登山口へ。
さすがに本州最南端の百名山。植生が南国だし、暑い・・!
樹林帯から時々海を覗くことができてテンションがあがる。
月曜日とあって山頂貸切!気持ちいい!
下山後は砂風呂「砂夢里」、露天風呂「たまて箱温泉」へ。
海に面した露天風呂からは、さっき登った開聞岳がばっちり見えて満足度120%だ。
『山全体がピンクに染まって見えるんだよ』。
山トモから聞いて以来、ずっと温めていたミヤマキリシマを愛でる山旅。ようやく念願かなって、満足満足。
山も宿も温泉も食事も、すべて楽しめました。
またいつか行きたいな。
花と山と温泉の九州。
忘備録 5月のお山 甲斐駒ケ岳・立山・山菜山行
はや6月!忘れないよう、5月のお山の忘備録。
甲斐駒ケ岳
GW前半は初・南アルプス、甲斐駒ケ岳。歌宿から入って北沢峠でテント泊。
駒津峰から山頂までは直登ルートをとらず、長いトラバースの夏道を行く。
滑落できないので、ここが一番気を遣ったかもしれない。
頂上は貸切状態!
北岳がほれぼれするほどカッコよかった。
認知症の母と過ごす「母の日」
引っ越しやらGWやらですっかり更新が滞ってしまった。
引っ越し先では想定外の騒音問題に悩み、でもGWは南アルプス・北アルプスでシーズン最後の雪山を楽しんだ。また追ってご報告を。
(2016年7月 イタリア ドロミテ)
週末は田舎で家族と過ごした。認知症(初期)の母は同じ質問を何度も繰り返す。一番たくさん聞かれるのは「、それで、おまえはどうやって暮らしているんだい?」。
そのたびに、週3日程アルバイトをしていること、勤め先はこんな施設で、やっているのはこんなこと。アルバイト料はいくらくらいで、それでは暮らしていけないけれど、まあ独りの身で貯金もあるので何とでもなるよ、と説明する。滞在2日間ほどの間に20回は話しただろうか。
反応はそのたび毎に少し違うが、必ず最後に出てくるのが「何かあったら相談しなさい」「お金が足りなかったらちゃんと言いなさい」という言葉。
短期記憶だけでなく、昔の記憶もだんだん怪しくなり、自分で物語を創造するようになってきた。それでも、自分の子どもが正規の職についていないことだけは分かって、心配してくれる。
どんな時でも母親は母親。
頭が下がる。
あ、でもね、心配事がある方がボケが進まなくていいのかも!、と思っています。
あまり手を出すと何もしなくなってしまうからと、家人も”敢えて” 80歳の老親に食事を作ってもらったり、花を切ってもらったりしているらしい。(母に言わせれば、『年寄りをこき使って!』だが・・)
さて、何だか早くも梅雨のような様相の毎日。
週末は待ちに待った山菜山行。たくさん山菜を食べてくるぞー!
晴れを願って。