Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

日本で一番小さなキツツキ コゲラ@高尾山

先日、高尾山でシモバシラの”氷の花”探しをしてきた。
annee.hatenadiary.com

氷の花を探し、北斜面、北斜面の巻き道を地味ーに歩く。寒い日陰は歩く人も少なく、静かで落ち着ける道だ。時折、鳥の鳴き声もする。
ひたひたと歩き、小さなシモバシラを見つけては這いつくばって撮影していると、上方からリズミカルな音が聞こえてきた。
コンコンコンコンコンコン、コンコンコンココンココンコン、

んん?
そーっと見守ると、小さな鳥が嘴で木の枝をノックしている。
コンコンコンコンコン、コンコンコンココンココンコン、コンコンコンコンコン

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キツツキ?、と思ったが小さいし、普通、キツツキって樹の幹の虫を食べるためにノックするのでは・・?
鳥は細い枝をつつき続ける。
木の枝から皮が削られてハラハラ落ちる。

近寄っても逃げない。このノックを5分ほどだろうか、見守った。
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後ろからきた登山者に道を譲るうちに小鳥は飛び去ってしまったが、木と山と鳥と、止まった時間を共有したような、面白い時間だった。


この日も富士山は美しく、”氷の花”の消滅には驚いたが、山は日々変わっていて、それがやっぱり楽しいなぁと思いながら下山。
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帰宅したら、山トモが鳥情報を送ってくれていた。
あの鳥は「コゲラ」という、キツツキ科の小鳥だそうな。一心不乱に木の枝をつついているのが可愛かった。
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山はいつ行っても何か発見がある。


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本日登ってきました 高尾山、2週連続で”氷の花” 

今年はシモバシラの”氷の花”が豊作と話したら、見てみたい、という友人が。2週連続で高尾山に登ってみる。

annee.hatenadiary.com

7時半過ぎに京王線高尾山口駅に集合し、稲荷山コースからゆっくり登る。1週間前と較べるとずいぶん暖かく、人出も多くようだ。それでも、先週の”お花畑”ぶりを見ているので、自信たっぷりに登ってみたところ・・

山頂近くのポイントで、ほんのちびっこの”花”がちょっとあったものの、大きな花は消えている。まあ、ここは陽当たりが良いところだから、と思い、次なるメッカ、山頂後の裏道を行く。ところが、ここもほんの小さな”花”が少しあるのみで、可憐な花々は跡形もなく消え去っていた。

えー、先週はたくさんあったんだよ、と言いながら、自分の知る限りのシモバシラ ポイントを歩いたが、見つけられた一番大きな花がこのくらい。
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恐るべし、自然の力・・・

いつでもある、いつでも見られるわけじゃないんだね。
一期一会だなぁ。

1週間前との違いに、驚かされた日曜日でした。


注※ もちろん、これからまた氷点下になれば見る機会あると思います!


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冬山でおススメの飲み物 ホットワイン(ヴァン・ショー)

雪山はテント内滞在時間が長い。

何しろ外が寒いから、テントを張ったらすぐに逃げ込むことになる。そして、冬の朝は遅い。太陽が出るまではじーっとテント内で我慢だ。たいくつを紛らわすべく宴会が始まる。それこそ、飲む酒が無くなるまで続く(飲みつくしても白湯を飲んで続ける・・)
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雪山テント泊では何(の酒)を持って上がるかが課題となる。さら言えば、どう最終日までアルコール類をもたせるか、そのコントロールが最重要課題なんである。。

そんなわけで?(いや、ちっとも理由になってはいないが)、山のサークル諸氏は酒豪が多い。自分はフツーに嗜む程度なのでビールや焼酎のワンカップを持って上がるだけだが、マジ飲みチームは2L近い紙パックを担つぎ上げる。
・・・そんなメンバーとテントの長い夜を凌ぐのはなかなかにキビシイこともある。


そんな時、「閑話休題!」とばかりにお薦めしたいのが、ホットワイン(仏 ヴァンショー)。熱くした赤ワインにスパイスや柑橘類を入れた飲み物で、暖まるし、日本酒・焼酎攻撃からチェンジオブペースできるのが良いところ。(暖めるので、アルコールが低めなのもポイント)


作り方は簡単。

ホットワイン(ヴァン・ショー)

1.鍋に赤ワイン、マーマレードジャムを入れ、弱火‐中火で温める
2.途中で、八角、シナモンを入れ、熱くなったら出来上がり(沸騰を続けるとアルコール分は飛ぶ)

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火を入れてしまう飲み物なので、自分は割り切ってペットボトル入り¥298の赤ワイン、¥100程度の紙パック マーマレードを使用。スパイスはいろいろ考えられるが、シナモンと八角スターアニス)(写真)、クローブ、ジンジャーなど。


先日、振舞ってみたら思いのほか好評だった。
酒攻撃を躱したいひと、女子にアピールしたいひと、一度おためしを!


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寒いけれど、暖房器具は使いません (、まだね)

毎日寒いですね・・
でも、ガス・電気等の暖房器具はまだ使用していない。

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断捨離で電気カーペットとはおさらばしたので、我が家にあるのはエアコンのみ。夏もあまり稼働しなかったが、秋・冬もまだ出番無しだ。

さて、暖かさのコツは以下3つ。

・重ね着×重ね着
・冷えやすい頭と三首(首、手首、足首)を保護
・秘密兵器Ⅹ

集合住宅の真ん中で、上下左右の暖房でサンドイッチしてもらっているのにも助かっているが、雪山の応用で重ね着をたっぷり。
首はタートルネックかネックウォーマーで保護。
足首は、古くなったヤマ靴下をカットして作った足首ウォーマーで保護


あとは何と言っても、秘密兵器の「湯たんぽ」
こどもの頃はブリキ?の湯たんぽを作ってもらった。ふとんに入ったときには足元が暖かくて嬉しかったものだ。

最近の湯たんぽにはいろいろな種類があるが、自分が愛用しているのはシリコン製湯たんぽ。素手で触っても冷たくないし、再利用できるのが素晴らしい。

起床すると、湯たんぽを洗面所へ持って行く。前夜あつあつで入れたお湯も、朝は体温くらいに下がっていて快適なあたたかさ。そのぬくいお湯で顔を洗う。

冬の朝、湯たんぽっていいなぁと、寝ぼけながら気持ち良くスタートしている。


(追記)湯たんぽは、就寝時はもちろんですが、日中に使うのもおススメ。足元に置いたり、お腹の近くにおいたり。体と環境にやさしい優れものです。


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「魂の退社」 会社を辞めるということ 稲垣えみ子

(元)朝日新聞の”アフロヘア記者”で有名になった稲垣えみ子さんの「魂の退社」(2016年 東京経済新報社刊)を読んだ。

おもしろかった!

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自分と年齢が近いため、育った社会環境や時代の流れ、モノの価値感(というか、そう教えられて育ったコト)にとても共感できるのがひとつ。
そして、ひとつの会社にずっと勤め続け、似たような年齢で会社を去り(まあ彼女は自主退社、自分はリストラだが)、ぬくぬくと”享受”してきた日本の「会社社会」の庇護の厚さに驚愕する、というところもそっくりなのである。


記者として鍛えられてきただけあり、自分の驚愕ぶりをおもしろ可笑しく書くだけではなく、日本独特の「会社」と国政・経済との結びつきや矛盾なども突いている。
なるほどなぁ、そういうことなんだなぁ。同じ経験をしても、自分はそれに驚いたり不満に思ったりするだけだったのだが、分かり易い文章で書き下ろされると、いちいち腑に落ちる。


中でも、今の自分とピタリ!な箇所。

そして改めて、会社って何だったのかと思うのです。
会社を辞めて本当によかった、正解だったーとしみじみ思う一方で、しかしもし会社に就職していなければ私は今頃どうなっていたかと思うと、やはり会社員であったということが私にとっては掛け値なく重要な素晴らしいことだったのだと、これもまたしみじみ思うのであります。


会社とは、私にとってこれ以上ない「人生の学校」でした。(中略)


それはまるで、映画の成長物語のようです。(中略)


で、肝心なのは「旅を終える」ことなのではないでしょうか。旅はいつかは終わる。旅から卒業する日が来る。そのことを決して忘れてはいけない。(中略)


そう。会社は修行の場であって、依存の場じゃない。そして修行を終えた時、あなたはいつでも会社を辞めることができます。結果的に会社を辞めても、辞めなくても、おれはどちらでもいい。ただ、「いつかは会社を卒業していける自分を作り上げる」こと。それはすごく大事なんじゃないか。

(魂の退社 「その6 そして今」 より)


四半世紀に渡る会社員生活、自分にもいろいろなことがあったけれど、間違いなく言えるのは、会社が自分を鍛えてくれた、ということ。それこそ、電話の取り方から、文書の作り方、宴会のマナー、歯車の一つとして動くこと、悔しいときにもぐっと持ち堪えること、良いこと悪いことひっくるめて、自分という人間を鍛え上げてくれた。

だからこそ今の自分がある、という感謝の気持ちはきっと変わらず持ち続けるだろう。
そして、会社はいつかは通り過ぎる場所であり、その後も人生は続く、というのもまさに共感。

会社で働くことに疑問を持っている人、自分も会社を辞めたいと思っている人、そして一生会社にしがみついて生きていこうと思っている人。この本が、すべての人に、改めて「会社で働くこと」について考えるささやかなきっかけとなれば幸いです。

(魂の退社 「プロローグ」より)


これから就職しようというひと、就職したけれど悩んでいるひと、そんな若いひとがいたら、きっとプレゼントしちゃうだろうなぁ、この本。
おススメです。


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魂の退社 [ 稲垣えみ子 ]

価格:1,512円
(2017/1/18 09:26時点)
感想(1件)

零下15度+ 北海道の”霜の花” 朝日新聞1月16日付夕刊より

高尾山の”氷の花”を楽しんだ週末だったが、寒さ厳しい北海道では、なんと水蒸気が凍って花になるのだそうだ。

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厳しい寒さが続く北海道の河川や湖の岸辺で、氷の上に「霜の花」が見られるようになった。

立ち上る水蒸気が冷気に触れて一瞬で凍り、氷の結晶が花のように育っていく現象で「フロストフラワー」とも呼ばれる。北海道東部の釧路湿原を流れる釧路川の岸辺では、連日の冷え込みで白い花畑のように幻想的な世界が広がった。外気が零下15度以下に下がり、雪が降らず、風がないことなどが見られる条件。

(2017年1月16日 朝日新聞 夕刊より)

自然の力ってほんとうにおもしろい。
日本の中でも知らないことがたくさんあるんだから、世界のあちこちには想像もつかないことが溢れていると思う。
旅にでかけたくなる記事。

*投稿したつもりが下書きのままで眠っていた。失敗失敗。

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新春恒例 景信山でお餅つき

寒波に見舞われた週末。高尾山から景信山に登って、餅つき山行。
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山頂にある景信茶屋で予約すると、時間に合わせてもち米を炊き上げてくれる(一臼二升¥6500。一升からでも注文できるのかもしれない。特製の柚子ダレは1回分¥1000)。臼、杵、ボールは貸してくれるので、当日空身で登って、つきたてのお餅を楽しむことができる。

茶屋特製の柚子ダレがめちゃくちゃ美味しくて大好きなのだが、その他、餡子、きなこ、海苔巻き、大根おろしなど、みんなせっせと運び上げ、毎年楽しい宴会行事となっている。

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こどもの頃は家で餅つきをしたこともあったが、今はもう出来合いの餅を購入するのみ。つきたてのお餅を食べる機会ってなかなか無いのだが、中には職業柄(職人さんとか、学校関係者とか、あるいは商店街のとりまとめ役とか)餅つきに慣れているメンバーもいて、鮮やかな杵捌き、返しに感心する。

この日もビールや日本酒、ホットワイン等、酒杯が行きかい、お汁粉を食べたり、絡み餅を食べたり、チゲ鍋が出てきたり。
おいしゅうございました。


食べるのに夢中で、写真を撮りそこなった・・。残念!


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