Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

2度目のチャレンジ 倉沢谷本谷

人生2度目の沢登りにチャレンジ。場所は奥多摩の倉沢谷本谷。奥多摩駅から東日原行きのバスに乗車し、倉沢で下車。歩いて5分ほどで入渓ポイントに着く。
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生まれて初めての沢登りは2年前の丹沢・鬼石沢。北海道の幌尻山に行くため、渡渉経験を積みたくてリーダーにお願いした。頭から被る水は冷たいし、初めて履く沢靴に全幅の信頼を置くことができず、滝登りにもひるみっぱなし。自分には沢登りは100年早かったかも、、と、トボトボ帰ったのを覚えている。
(ただし、その時の経験が生きて、有名な幌尻の額平川を問題なく渡渉できた。)

今回は山友が初心者用の計画を出してくれることになり、勇気を出して参加することにした。モンブラン チャレンジが終わり、次の目標をどうしようか考えている昨今、自分の幅を広げる可能性を探ってみたいとも思っていた。

倉沢谷本谷は遡行2時間半ほど、沢と並行して林道が走っているため、何かあった時にすぐに逃げられるのも安心だ。ただ、水量が多く、泳がなくてはならないポイントもあるかもと聞いていたので、ザックの濡れ対策、冷え対策を入念に行う。

曇り空の下、10時過ぎに歩き出し、入渓ポイントへ。おニューの沢靴は底がフェルトになっていて、足裏感覚がなかなかしっくりこない。いきなり岩の上を滑って尻餅をつく。。

沢をジグザグと渡渉しながら進むうちに、樹々の間から太陽の光が差し込んできた。
たき火の匂いがし、川辺で木をくべながらコーヒー タイムを楽しむ先客も。
こんな時、自然本来の力と恵み、豊かさを、強く強く感じる。
あるベテランの先輩が、一般登山道は高速道みたいなもんだ、と言っていたが、道なき道を歩いているとその意味が良く理解できる。
(と言っても、このコースはメジャーなので、踏み跡はちゃんとついています。)

きらきらする川面や小滝は美しく、嬉しくなってくる。
しかし、沢水は結構な量と早さがあり、時々胸まで浸かり、岩と岩の間の深みに嵌りそうになりながら、必死にリーダーについていく。沢を横切る岩々をトラバースしようとしたところ、足が届かない。迷っているところを水力に押され、大きく滑ってしまった。やばっ、と思った次の瞬間に落ち、岩にぶつかって水を飲む。なんとか体勢を立て直し、川辺に移動して小休止をとった。

ぶつかった膝と肘が痛むが、打ち身だけで済んだようだ。
頭まで水を被ってしまい、耳が遠く聞こえる。ヘルメットをしていて良かった。。

沢は決まった道が付いているわけではないので、個人の経験や能力、体形などに応じ、自分にあったルート取りが必要になる。分かってはいるのだが、置いて行かれそうになると慌ててしまい、何も考えずについて行ってしまった。その後は、自分はここを通れるか、考えながら歩く。打った膝は痛むし、落ちた、というのは結構ショックがあるもので、怖気づいている自分を感じる。

魚留橋が見えると終了点。ほっとする。全身濡れて手足が冷え切ってもいたので、地上に戻れるのはありがたかった。林道からバス停近くまで歩き、装備を乾かしながらバスを待つ。

「歩くのも落ちるのも慣れだから、だいじょうぶだよ」と言ってもらったものの、またもや、うーん、という結果になってしまった。
別の先輩からも「えっ、あの程度の沢で転んだの?」と笑われるし、、

まずは歩き方からだなー。
フェルト底の靴で自分が自信をもって歩けるようにならないとお話しにならない。
前途多難・・


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