Climb every mountain

大自然の中にいるのがいちばん落ち着きます。40代後半からセミリタイヤ&節約生活をスタート、毎週のようにお山に登っています。

自力でモンブランに登るために必要な3つのこと

ガイドツアーでなく、自力でモンブランに登る。 そのためには良く錬られた1.計画と2.トレーニング、3.装備が必要だ。自分の覚書も兼ねてまとめてみた。 (詳細については各記事で紹介していますので、▶マークを参照してください) 1.計画 登頂ルート…

秋のテント泊。 軽量時短メニューを研究中

都内は暑いけれど、確実に秋の気配。紅葉を狙って北アルプスのお山を計画中。 (北アルプス 奥大日から剱岳 2015年9月)久しぶりのテント泊だ。 テント場到着が夕方になりそうなので、さくさく作れる時短メニューにしなくては。重い荷物も臼蓋形成不全からく…

2度目のチャレンジ 倉沢谷本谷

人生2度目の沢登りにチャレンジ。場所は奥多摩の倉沢谷本谷。奥多摩駅から東日原行きのバスに乗車し、倉沢で下車。歩いて5分ほどで入渓ポイントに着く。 生まれて初めての沢登りは2年前の丹沢・鬼石沢。北海道の幌尻山に行くため、渡渉経験を積みたくてリー…

東北の山 八甲田山と酸ヶ湯温泉

8月も後半のある日、東北は青森の八甲田山(1584.6m)へ。 足元に歴史ある酸ヶ湯温泉(すかゆ)を擁し、バス+ロープウェイで気軽に山頂近くまでアクセスできる100名山は、平らかな湿原に池塘や沼が点在し、高山植物の咲き乱れる、観光客も多いお山だ。この…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   9.さらばモンブラン

下山日は小屋の朝食(登頂者に合わせて2時、もしくは7時から)をキャンセルし、ぐっすり眠る。 今日は下るだけ。とは言え、危険地帯ク―ロワールの落石を少しでも避けるため、道が半ば凍っている状態での移動を目指す。6時半、小屋を出ると風が強い。慌てて目…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   8.晴天の中を登頂

真夜中の1時を過ぎから人の動く気配がし出し、2時前には食堂の前に長蛇ができる。いよいよモンブラン アタック。 annee.hatenadiary.com朝食のメニューはグラノーラ、パン、ハム、チーズ、ジャム、バター類、コーヒー、紅茶。 さすがに食欲は無いが、まずは…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   7.初日はグーテ小屋まで

モンブラン登山の初日は、シャモニーの街中からバス、ケーブルカー、トラムウェイを乗り継いで登山口のニデーグル(Nid D'aigle )へ。そこから歩き出し、高低差約1,400m地点にあるグーテ小屋(Refuge du Gouter)を目指す。 annee.hatenadiary.com始発から2本…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   6.登頂計画

フランス側からモンブランに登頂するノーマル・ルートの内、自分達が選んだのは最もポピュラーな「グーテ小屋~ボス山稜」ルート。次のような計画となった。 登頂プラン ・1日目:アプローチ シャモニーからバス、ケーブル、トラムを乗り継いでニデーグル(N…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   5.シャモニーで高度順応

イタリア ドロミテでハイキングやヴィア・フェラータを楽しんだ後、いよいよモンブランに向けてフランスへ。 annee.hatenadiary.comイタリア ミラノからイタリア鉄道(Trenitalia)、スイス鉄道(SBB CFF FFS)、モンブラン エクスプレス(Mont-branc Expres…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   4.トレーニング編(その2)

とうとう憧れのモンブランに挑戦できる!、とわくわくしていたのも束の間、自分は安易に考えすぎていたかもしれないと凹む日々。 annee.hatenadiary.comしかし、リーダーとのメールのやりとり、2年前に登頂した先輩からの励ましがあり、決行までの半年少々の…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   3.トレーニング編(その1)

憧れてきたモンブランへのアタックが決まったのが、2015年11月。 長期海外遠征に向けての準備と並行して、自分の中の最大課題となったのがトレーニングだ。 annee.hatenadiary.com猶予まで8ヶ月あるとは言え、高所雪山でのトレーニングが可能なのはせいぜいG…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   2.準備編

2015年11月、モンブランへのアタックが決まる。登頂ルートは3通りあるそうだが、最も広く登られているフランス・シャモニー側からのアタックで決め打ち。NHK『グレートサミッツ』で使用されたのも、2014年に先輩方が登頂したのもこのルートだ。 天候の安定や…

ヨーロッパ アルプス最高峰、モンブラン(4810m)に登る   1.きっかけ編

モンブランに興味を持つきっかけは、NHKの『世界の名峰 グレートサミッツ エピソード100 アルプス・モンブラン』だった。 放映は2014年3月。 自分はこのシーズンから本格的に雪山をスタートしたところで、まだピッケルも本格的なアイゼンも持っておらず、先…

ヨーロッパ遠征中間報告4 モンブラン(4810m)に登頂!

2年前に興味を持ち、その少し後からだんだんと自分の目標に育ってきたモンブラン登頂。 先輩から心配の声をもらったり、自身の臼蓋形成不全の問題が生じたり、体調不全から予定のトレーニングがこなせなかったりと、悩みの多い半年あまり・・。しかし、天候…

ヨーロッパ遠征中間報告3 コルティナ最難関のヴィア・フェラータ ”SCI Club 18”

ドロミテ最終日は、ファローリア山の”SCI Club 18”と言う、コルティナでは最も難度の高いヴィア・フェラータのルートに挑戦。朝起きると朝日が差し込み、幸先が良い。リフトは利用せず宿から徒歩で取り付きまで移動し、クライミングシューズに履き替える。 …

ヨーロッパ遠征中間報告2 トファーナ山(3,244m)からヴィア・フェラータ

イタリア ドロミテのトファーナ山で初ヴィア・フェラータ。 街中にあるリフト乗り場から、1,227mから3,244mまでリフトを3本を乗り継いで一気に上がる。 高度に反応して、こめかみやおとがいの辺りに圧迫を感じる。絶壁の岩壁にはワイヤーが固定されており、2…

ヨーロッパ遠征中間報告1 ドロミテ ジアウ峠(Passo Giau)からラゴ湖(Lago Federa)をハイキング

イタリア6日目、今日はドロミテでハイキング。コルティナからバスで45分程のジアウ峠(2,263m)へ。 ぐるりと岩に囲まれながら、お花の咲き乱れるゆるやかな道をのんびり歩く。 牛や馬が放牧され、のどかな絵を作っている。広がる平原に、たくさんの小さなエ…

臼蓋形成不全、その後と遠征前夜

明日からヨーロッパ遠征という夜、先輩からメールをもらう。『(前略) 股関節の調子はいかがですか?無理はせずに楽しんできて下さい。お天気と無事の登頂を祈っています。』打ちのめされていた臼蓋形成不全について、初めて相談することができた先輩だった…

山と山の間に美味しいもの 蕎麦・岩魚・山菜

平ヶ岳、会津駒ケ岳の二座登頂の前後は、地元の美味しいもの尽くし。魚沼の「そば処 薬師」でお昼。古民家調の店内は天井が高く、藁靴や藁蓑、昔の農耕具が飾られ風情がある。看板はへぎ蕎麦だが、先日の八海山帰りにも食しているので、ここでは冷やしたぬき…

3週連続、上越の山へ  2日目は会津駒ケ岳

平ヶ岳から足をのばし、会津駒ケ岳にも登ってきた。(会津なので、上越の山では無いのだが、水気の多い山の雰囲気や植生は似ている)annee.hatenadiary.com会津駒は20年近く前に登ったことがあるのだが、その時は雨と霧の中の登山だった。今回も雨だったら登…

3週連続、上越の山へ 平ヶ岳

梅雨の天候で判断に悩んだが、予定通り上越の山へ。 平ヶ岳は大らかな山容と無数に広がる池塘、高山植物の豊かさで有名な日本百名山の一座。『百名山中、日帰りで登るには最もタフ』と言われるロングルート、鷹ノ巣尾根コースが定番だが、今回は贅沢にも”プ…

パッキングに四苦八苦 ヨーロッパ遠征に向けて

(懐かしのネパール、ロブチェ ”シェルパロッジ”のパンケーキ)間近に迫ったヨーロッパ遠征。スーツケース+ザックに三週間の荷物を詰め込むべく、出したり入れたり、減らしてみたりと四苦八苦。 何しろ、蒸し暑い日本を出発し、イタリアでは夏装備でヴィア…

ヨーロッパ遠征準備 アイゼンを研ぎ澄ます

ヨーロッパ遠征の準備を始める。 こんなに蒸し暑い日本なのに、真冬の装備を整えるのがなんとも不思議だ。、それよりも暑さボケで装備不足が無いようにしなくては。3か月ぶりのアイゼン。 岩トレをして爪先が丸まっている。少し研いだ方が良いのかな? 先日…

八海山 屏風道‐八ッ峰で岩歩きトレーニング

ヨーロッパ遠征に向けて、八海山の点線ルートで鎖場・岩場歩きのトレーニング山行。 登りにしか使えない屏風道から千本槍小屋まで詰め、そこから八ッ峰の鎖場をえっちらおっちら、登っては降り、降りては登り。屏風道はもろい岩場で岩が抜けたり、鎖が無いと…

虫との闘い 高妻山、その後

夏山に向けて、信州の高妻山に登ってきた。annee.hatenadiary.com行動時間9時間越えで、翌日以降は筋肉痛と股関節痛に悩まされたが、一番最後までつらかったのは、実は虫刺され。山の中腹地点までずっと羽虫に付き纏われ、髪の生え際や頸筋、耳をチクチクや…

虫との闘い 高妻山

金曜夜に都内を出発し、戸隠キャンプ場近くの駐車場で3時間ほど仮眠。 明くる5時より戸隠牧場の靄の中を歩き出す。目指す高妻山は2352.8m、単純標高差約1150m、コースタイム約10時間の手ごわい山だ。

梅雨の合間を縫って、夏山シーズン スタート

上信越方面の山を予定していたこの週末。天気が今ひとつなため、キャンセルの可能性もあると事前連絡を受けていた。すっかりその気でのんびりしていたら、ランチ タイムにリーダーより『決行!』メールが。 うわ、やる気だな。ここのところ、梅雨の影響で山…

ジム練

クライミング ジムでの練習を再開して一ヶ月。会社帰りのひとで混雑し始める19時より早く入ると、けっこう空いていて、時々スクールをやっているのも見かける。そんな時はストレッチや休憩をしがてら、コーチのアドバイスを盗み聞きしてみる。

新緑と滝でマイナス イオンのシャワー

(払沢の滝)梅雨の合い間をぬって、新緑と滝を楽しむハイキング。樹林帯を多少のアップダウンをくりかえして歩く。ウグイスの谷渡りがこだまし、時々春ゼミの声も。新緑のアーケードの下を風に吹かれて歩くのはなんとも気持ちがいい。 ところどころの斜面に…

自分のゴールは自分で決める

山の先輩からのお話しで、『登山はゴールを自分で決めることができる。そこが他のスポーツと違う』という説がおもしろかった。